筋トレ後の強烈な「眠気」はなぜ起こる?

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筋トレの後に強烈な眠気に襲われた白人男性

筋トレを終えた直後、耐え難い眠気に襲われたという経験はありませんか?
自宅でのトレーニング後ならまだしも、ジム通いの方などは困ってしまいますよね。

中には、あまりに強烈な眠気に、体調やトレーニングの方法に不安を抱いてしまう方もいるかもしれません。
しかし、筋トレ後に眠気が訪れるのはしっかりとした理由があるのです。

今回は、筋トレ後の眠気を引き起こす3つの原因についてお話します。

トレーニング後の眠気の原因3つ

筋トレ後に訪れる眠気には、以下のような原因があると考えられます。

■自律神経のバランス


人間の体には、「交感神経」と「副交感神経」という2つの自律神経が備わっています。
2つの神経がシーソーのようにバランスをとり合うことで、心身の健康を維持しているのです。
トレーニング中は、体を活発に動かし、筋肉を緊張させる交感神経が優位に働きます。

しかし、トレーニングを終えてクールダウンするのに伴い、副交感神経が優位に働くように。
副交感神経は、体がリラックス状態のときや、休息・睡眠時に優位に働く神経です。
この自律神経のバランスの変化によって、トレーニング後の眠気が訪れるとされています。

■血糖値の低下


トレーニング中は、体内に貯蓄されているグリコーゲンをエネルギーとして消費します。
グリコーゲンとは、ブドウ糖の貯蓄形態のこと。
つまり、ハードなトレーニングをこなすほどに体内のブドウ糖が失われ、血糖値が低下していくということです。
ブドウ糖は、脳の重要なエネルギー源のひとつでもあります。

血糖値が低下することで脳の栄養が不足して働きが鈍り、強い眠気を感じてしまうのです。

■成長ホルモンの分泌


トレーニング後の体は、緊張や運動による疲労が溜まった状態です。
疲れ切った体は休息を求め、筋肉の強化や体組織の再生といった体の修復に必要な成長ホルモンの分泌を促します。

成長ホルモンは、主に夜間の睡眠時に分泌されるホルモンです。
そのことから、運動後の成長ホルモンの分泌も眠気を誘発する原因のひとつだと考えられています。

トレーニング後に休息を取る白人女性

筋トレ後の眠気は、疲れた体が休息を求め、回復しようとするために起こるものだったのです。

まずはブドウ糖を補給し、下がった血糖値を元に戻してあげましょう。

その後は、できる限り睡眠をとって体を休ませてあげるのがおすすめです。
しっかりと休息をとることは、筋トレの効果アップにも繋がります。

特にハードなトレーニングは、休日の前日などのゆっくり過ごせる日に行い、体が回復するための時間をしっかりと確保してあげてくださいね。

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