プロテインと体臭には関係がある!? 臭いの原因と対策方法とは
「筋トレのサポートにプロテインを飲んでいたら、体臭が気になるようになった……」
このようなお悩みを持つ方は意外にも多いもの。
プロテインは、筋肉を大きくするために欠かせないタンパク質を効率よく摂取することができるため、トレーニーの強い味方となってくれるアイテムです。
しかし、美しい肉体と引き換えに体臭が気になってしまっては、心置きなく飲むことができなくなってしまいますよね。
一体なぜ、プロテインを飲むと体臭が気になるようになってしまうのでしょうか。
今回は、プロテインと体臭の関係と、体臭を防ぐための対策方法をご紹介いたします。
プロテインに含まれるタンパク質が体臭の原因になる!?
プロテインを飲むと体臭がキツくなる原因は“タンパク質のとり過ぎ”にあります。
筋肉をこよなく愛すトレーニーにとって、プロテインの摂取は1日3食の食事と同じくらいに大切なものですが、あまりにたくさん摂取するとタンパク質のとり過ぎになって体内にさまざまな変化が起こり、体臭につながってしまうのです。
そのため、体臭の原因はプロテインだけでなく日頃の食事にも原因があるといえます。
動物性タンパク質を含む肉や魚、卵、乳製品などの食事が中心になっているという方は注意が必要です。
では次に、タンパク質のとり過ぎによって体内ではどんな変化が起こるのか、詳しく見ていきましょう。
プロテインのとり過ぎが体臭をキツくする理由
・腸内環境の乱れを引き起こす
プロテインをとり過ぎると、タンパク質を餌とする悪玉菌が増えて腸内環境が悪化します。
悪玉菌が増えて腸内環境が乱れると、硫化水素やインドール、スカトールなどの悪臭の原因となる成分が発生し、それが血液によって全身に行き届きます。
すると、悪臭の原因となる成分は汗や皮脂と一緒に体外に排出され、それが体臭として感じられてしまうのです。
・アポクリン腺が刺激される
プロテインのとり過ぎは、臭いのもととなる汗を分泌するアポクリン腺という汗腺を刺激して、働きを活性化させるため汗の分泌を増やします。
汗そのものに臭いは少ないですが、アポクリン腺から出た汗を菌が分解すると、嫌な臭いが発生し体臭として気になるようになってしまいます。
・肝臓と腎臓へ負担がかかる
タンパク質を摂取すると肝臓で分解をし、そのうちの毒素が腎臓に渡って排出されるという仕組みになっていますが、プロテインをとり過ぎると肝臓と腎臓に大きな負担がかかります。
肝臓に負担がかかると、タンパク質の臭いが分解されにくくなって体に悪臭の成分が巡り、汗や皮脂と一緒に体臭が放たれてしまいます。
また、腎臓に負担がかかると尿の排出が上手くいかなくなる場合があり、血液にアンモニアが混ざって体臭が気になるようになってしまうのです。
プロテインによる体臭を防ぐための方法とは?
プロテインを飲みながらも体臭を防ぐためには、「腸内環境の改善」と「日頃の食事の見直し」が重要になります。
まずは腸内環境の改善ですが、悪玉菌を減らして善玉菌を増やすというのがポイント。
乳酸菌やビフィズス菌を含む食材を摂取することで悪玉菌を減らし、ヨーグルトやキムチなどの善玉菌が増える食品を積極的にとりましょう。
そして、日頃の食事の見直しですが、タンパク質のとり過ぎに注意してください。
プロテインはタンパク質の塊です。
日頃の食事でもタンパク質が豊富な肉ばかりを食べていては、過剰摂取になってしまいます。
プロテインと食事で摂取するタンパク質の量をセーブすることも重要です。
プロテインを安心して飲むためには、体臭との関係をしっかりと理解して上手な付き合い方を心掛けることが大切です。
腸内環境の改善や日頃の食生活の見直しを行って、体臭の悩みを解消しましょう。
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