ボディビルダーが取るべき炭水化物

ボディビルダーが取るべき炭水化物

炭水化物は良くないというレッテルが貼られており、多くの人がその理由も検証せず、ただ単に炭水化物の摂取を敬遠しすぎる傾向があります。
しかし、バルクアップの期間であれば、炭水化物の摂取は不可欠です。
炭水化物にまつわる悪い情報にはきっぱり耳をふさいでしまいましょう。
特に体重を増やすことが得意でない人、なかなか筋量を増やすことができないという外胚葉型の人にとっては、炭水化物は必須であると認識しておいてくだい。
炭水化物をしっかり食事ごとに摂取することで、以下の特典を得ることができるので覚えておいていください。

栄養の取り込みを刺激する

アナボリックホルモンのひとつであるインスリンを食事のたびに高めることができます。
インスリンには栄養素を細胞に取り込む働きがあります。
したがってインスリンを高めることは、摂取した有用な栄養素をしっかり体内に取り込んで、筋肉の発達に役立てることができます。

コルチゾールを抑制する

インスリンは異化分解ホルモンのコルチゾールと拮抗するホルモンです。
つまり、インスリンの分泌を高めることにより、筋肉の分解を促すコルチゾールの働きを弱めることが可能になります。
バルクアップの時期はできるだけコルチゾールは抑制してください。
そのために、毎日定期的 複数回の炭水化物を摂取し、インスリンの分泌を促してコルチゾールの働きを封じ込めることが必要になります。

グリコーゲンの貯蔵量を増やす

炭水化物を摂取することで筋中のグリコーゲンタンクを満たしておくことができます。
グリコーゲンが満たされていると、筋肉に張りが出て、運動のためのエネルギーもしっかり確保することができ、より充実したワークアウトを可能にすることがでします。

体は炭水化物をエネルギーにしたがる

私たちの体はエネルギー源として炭水化物の消費を優先させます。
つまり、炭水化物がしっかり確保されている体は、運動だけでなく、アナボリック反応に必要なエネルギーをも確保することになり、 筋中へのタンパク同化も効率よく行うことができるようになります。

タンパク質を無駄に消費しない

炭水化物が適量に摂取されている限り、私たちの体は筋中に蓄えられているタンパク質を無駄に分解することはしません。
つまり、炭水化物を摂取することで、しっかり筋肉を発達させるためのタンパク質を確保し,温存しておことができるのです。

ボディビルダーにとって理想的な炭水化物の食材とは何か

おそらく米とオートミールではないでしょうか。
いずれも消化されやすく、しかも調理も簡単です。
香リも強くないので毎回の食事で食べも飽きることがありません。
もりとん淡泊な味なので、どんなタンパク質食と組み合わせても合います。
さらに重要なのは、食べる量を決めやすい点です。
計量カップで量って食べれば、量もしっかり管理できます。 たとえば炭水化物の摂取量を増やしたり、あるいは減らしたいと思うときも、カップで量って、調整ができるので、かなり正確に炭水化物の摂取量をコントールすることが、可能なのです。
もちろん、人によってはオートミールや米の食事に,飽きが来るという人もいると思います。
そんな場合は,グリッツやクリームライスなどの選択肢もあります。
雑穀のキノア、アマランス、カムート、あるいは、コラサン麦などの選択も悪くはないはずです。
炭水化物を芋から摂取するという選択もあります。
その場合、スイートポテトやヤムイモなどがボディビルダーたちにはよく利用されています。
これらの炭水化物は、一般的に体内でゆっくり消化されるタイプのものですが、調理が極めて簡単なので、しっかり炭水化物を補給したいという人にもよく利用されています。
パスタやパンなども炭水化物だが,ボディビルダーにはあまり人気がありません。
でも、体重を増やしたい期間には、これらの炭水化物食もバリエーションを増やす目的で利用することができる選択肢のひとつとして考えておくといいと思います。
プロテインシェイクに加えるなら、ヴィターゴやグライコフューズなどの炭水化物サプリメントがあります。
ただし、 できるだけ価格を抑えたいなら、オートミールを1スク-プほど、プロテインシェイクに混合させると手軽で、しかも目的をしっかり果たすことができるはずです。

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